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36日目!前編 デリーに死す。ボッタクリどもの街へ -デリー- [インド旅行記-デリー-]

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デリー行きのバスは正午十二時の出発だった。

デリーまでは四時間ほどで着くと聞いていたので
乗り合わせたインド人にそれを確認すると、「まずムリだな」との先制攻撃をいただく。


なんでもこの区間は渋滞が多く、特にこの時間帯は帰宅ラッシュも重なるので
倍の時間は見ておいたほうがよいのだそうだ。

できれば今日のうちにダラムサラ行きのバスに乗りたかったが、それは難しそうだ。


結局、彼の予想は大当たりで、デリーに着いたの夜の八時頃だった。

そしてオレは疲労困憊の極地にあった。
というのも、バスの中には日本でも有名なウリスト教団の宣教師がいて、
休憩のたびに、オレを勧誘してくるのだ。

断り続けてもしゃべり続けるそのしつこさと、あまりにくだらない話、
そして長時間のバスでの移動とあいまって、
オレは自分の予想以上に疲れ果てしまった。

オレはまたクダラン布教をされる前に、ここから離れようと
荷物を持って脱兎のごとくその場を離れた。

しかし、バスは便利な乗り物ではあるが一つ困ったことがある。

どこに着くのかがよくわからないのだ。
kokodoko.jpg
デリーと言っても広い。

次の日に備えて、ISBTバスターミナルの最寄り駅カシミーリゲートの近くか
交通の便の良いニューデリーのメインバザールに向かいたいのだが、
一体ここはどこですか・・・?

すると、オレの大きな荷物を見てリキシャマンがカモだ!と思ったのであろう。
すかさずオレに話しかけてくる。

この人相の悪いリキシャマンを相手にすることは
あまり気が乗らなかったのだが、
カシミーリゲート駅かニューデリー駅に行きたいと話すと
「カシミーリゲートは知らないが、ニューデリー駅ならわかる。」と言う。

そして、ニューデリーまでの運賃を聞くと500ルピーだと言うではないか。
アホらしくなって去ろうとすると、100ルピーまで一気に値下げしてきた。

まぁ、100ルピーであれば払ってもいいけど
ただ、降りた瞬間にバトルが始まりそうだな・・・

おい、100ルピーだぞ!そう念を押し、リキシャに乗り込む。
そしてリキシャは大通りに出ず路地に入ったかと思うとすぐにエンジンを止めた。

その間、わずか一分。

え・・・?

「着いたぞ!このホテルだ!」

ふ、ふざけるな!!!!!!
バトルは予期していたけど、これは早すぎるだろ!

ここはどう見てもニューデリー駅じゃねぇ!!!!
だいたい、ホテルに行けなんて頼んでねぇよ!!

「いや、このホテルだ。」
「オマエはここに行けといっただろ?」

ニューデリー駅だよ!!!オレが行けつったのはよ!!!

俺の怒鳴り声に対抗するように
「ここだ!ここだ!」とギャアギャアとがなりたてるリキシャマン。

地球の歩き方にそのまま載っているような初歩的なトラブルに巻き込まれ
オレはもう情けなさで愕然とした。

疲れ果てているので、いつものような悪知恵が思い浮かばない。
しかし負けるわけにはいかない・・・
カネは払わんぞ・・・払わんぞ・・・払わんぞ・・・とうわ言のようにつぶやいていると
とつぜんホテルマンが出てきて「ケンカはやめるんだ!」と仲裁に入ってくる。

どうせ、おまえもグルだろうが!と思ったが、そのツッコむ力がでてこない。

事情を察し、ホテルマンはリキシャマンを叱りつけ追い返した。

そして、すかさず
「これも何かの縁だ。ここは駅から遠いし、このホテルに泊まっていけ。」と勧誘してくる。

気力充分な時なら、はいはい、ナイス演技っすねーwと小馬鹿にすることができるが
もうオレは何もかもが億劫だった。

300ルピーだというので宿泊を決め、ベッドに寝転ぶ。

すると窓の外からガタンゴトンという音がするではないか・・・

ま、まさかね?と窓を開け、外を見ると少し離れたところに駅が見える。
電車もいっぱいだ。

駅から遠い?ははwだ、だまされた・・・
開いた口が塞がらず、オレはそのままハハハ・・・と哄笑した。
自虐的な乾いた笑い声が、部屋にうつろに響く。

何分ぐらいたったのだろう?
気がつくとオレのその笑い声に合わせるように
オレの携帯がショパンのメロディを奏でていた。

オレはそれに気付くと正気を取り戻し
慌てて電話を取り、ディスプレイも見ずに
受話器を耳に押し当てる。

そこからは聞こえてきたのは懐かしい声だった。。




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