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32日目!前編 20ルピーのアルバイト -カジュラホ- [インド旅行記-カジュラホ-]

叱る.jpg

ホテル中に響くような怒鳴り声でオレは目覚めた。

驚いて、窓から様子を見ると
ボスが若手のホテルマンが叱りつけていた。

うわあ・・・めっちゃこええ・・・


震え上がるオレと、掃除道具を持ちながらオレ以上に震え上がる若いホテルマン。

ボスが去ったのを確認すると、オレは部屋を出て彼に話しかけてみた。

そして、毎日キチンと、ホテルを綺麗にしてるよね。
いい仕事だって、いつも感心しているよ。と、優しくほめてみた。

なんだかんだいっても、彼も前回の派閥騒動で勇気を持って飛び出してくれた功労者でもある。
少し恩返しのつもりで優しくしてもバチは当たるまい。

彼の沈んだ顔が少し照れたような笑顔に変わるのを見届けると
がんばってね。そう告げ、行きつけのカフェに向かう。


カフェ.JPG

いつも通り、静かな時間を楽しでいると
オーナーがチャイを持ってきた。

えーと、頼んでないよ?
「いや、これはおごりだ。少しいいか?」

どうしたの?
「これ書いてほしいんだ。」と彼はそう言うと、裏から大きな看板を取り出した。

なにさ、これ?
「ここに日本語でうちの店の名前、書いてよ。」

はい?ってか、なんでオレが日本人って知ってるの?

「はい、これペンキ。よろしく!!」
彼は質問に答えず、机に大きな看板とペンキを置いて去っていった。

たかだが20ルピーくらいのチャイで
オレは看板職人になってしまったのだ。

まぁ、これぐらいいいか・・・と
刷毛を持つとペチャとペンキが看板にいきなり垂れてしまった。

もう知るもんか!と開き直り
ごまかすように、上からなぞりながら店名を書く。

おい、できたぞ!
「おお悪いなwあとさ、オマエ日本人なら中国語もわかるだろ?」
「この中国語メニューに参考にして、これも書いてくれよ。」

この野郎・・・なんて無茶を言いやがる・・・
だが、まぁのりかかかった船だと自分に言い聞かせ
中国語も看板に書きなぐる。


できたぞ!もういいだろ!
「おお悪いなwあとさ、オマエ日本人なら韓国語もわかるだろ?」
「韓国語メニューはないけど、書いてくれよ。」

で、できるかぁ!!!!無茶がすぎるぞ!オーナーさんよぉ!!


「いや、だってオマエ日本人だろ?」
オマエ・・・日本人をなんだと思ってるんだ・・・

「だって日本語はアレだろ?韓国語を元に作ったんだろ?
はぁ?

「韓国人が言ってたぞ。」
いや、それウソだから・・・

「ウソつけよw本当は書けるんだろ?」
ふぅー・・・オマエさ、ヒンズー語わかる?

「ああ、そりゃあな。」
じゃあ、パキスタン語もペラペラなのか?

「いや?できないけど?」
なんで?パキスタン語からヒンズー語って作られたんじゃないの?

「ちっげーよ!全然違うぞ!」
・・・だろ?おんなじ事だ。
日本語も韓国語も全然違う言葉だよ。
その韓国人がなんでそんなこと言ったのか、
わかんねーけどな。

すると、なんとなく彼も理解できたようで
「じゃあ、韓国語はいいや」
彼は俺の書いた看板を外に取り付け始めた。



ちなみにのび太は超がつく悪筆家である。

その無様な日本語で書かれた看板は
今でも、あの懐かしいカジュラホのカフェで
のんびりと客を呼び込んでいるのだろうか・・・

看板.JPG
《書家、のび太》



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コメント 2

viviriNyoroK28

いい字です!
多分これを知らないで初めてこの看板見たら、「あぁ〜、インド人何か見てマネして描いたなw」と思いますw
失礼しました!でもこの字、好きです!( ̄^ ̄)ゞ
by viviriNyoroK28 (2015-10-11 13:53) 

のび太

viviriNyoroK28様
ち、ちがうんです!
こ、これはインクが垂れてですね!-以下略-(T.T)

こう言いながらも、
カジュラホの村に爪あとは残せたかなwと思っています。
by のび太 (2015-10-13 18:38) 

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