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21日目!後編 悪のホテルへ -バラナシ- [インド旅行記-バラナシ-]

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-前回までのあらすじ-

のび太は野戦病院ホテルを飛び出し、別のホテルを探すのであるが・・・


ふらふらと路地を歩くと、ゲストハウスの看板が多くあることに気づく。
その中のホテルに適当に入り、宿泊を決める。

このホテルは一階にドミトリーがあり、
そこでは日本人を含め韓国人などの長期滞在者がうようよといた。

特に端に陣取るメンバーは常に目が真っ赤で、
フレバーの違うタバコをプカプカ吸いながら沈んでいる。

なんというか、ドラちゃん以上に友達にはなりたくない方々だ。

うむ、関わらないでおこうとドミトリーを抜け、
二階に上がって一息ついていると下が騒がしいことに気づく。

お、なんや?ケンカか?と部屋を出て一階に降りると、
ポリスが宿に踏み込もうとしているではないか。

懸命に叫びながらそれを門前で阻止するホテルマン達
屋上に逃げていく日本人韓国人達

まさにインド警察24時である。

激闘の末、袖の下でも使ったのだろうか、
ホテルマンたちは警察を追い返したようである。

な、なにが起こったんすか?とおそるおそる聞くと、
ホテルマンは「うるさい!オマエも死ね!ぶっ殺すぞ!」
なぜかオレにブチ切れてくる。


むかあああああ!
なんぞ、これ?超理不尽やないか!

温厚とヘタレで有名なのび太であれども、
そっか。うんわかった。死んでくるよ。などと戯れ言を言うはずがない。

口から出た言葉が自然と怒声となるのは致し方ない。

はぁ?ふざけんなよ!もうこんなホテルは出てやるよ!
カネなんて払わんぞ!ボケがぁあ!!


そして部屋の荷物をまとめ、鍵を投げつけ外に出ようとすると
オーナーらしき人がやって来て「待ってくれ、違うんだ!」と引き止めにかかる。

なにが違うんだよ!オレは死にたくねーし、
殺されたくねーんだよ!バカ!


怒鳴り散らし制止を振りきり、
嫌味ったらしく目と鼻の先にあるホテルに駆け込むオレ。


そして、怒り心頭そのままの勢いで
このホテルはナンボじゃあ!
「え?300ルピーですけど・・・」

よし!部屋見せろやぁ!
と怒鳴り散らす。
完全にヤカラである。

いかん、落ち着こうと、チャイ持ってこいや!と叫ぶオレ。
やはり、イライラがとまらない。

ど、どうしたの?とホテルマン(善)が聞くので、
あのホテルでよぉ!!!!と事情を話す。

するとホテルマン(善)は
ああ、多分こういうことですよ、と事情を話してくれた。



彼によると、ここバラナシは観光客が多い。
それに比例してホテルも多い。
いやむしろ多すぎるのだ。

ホテルは完全に供給過多に陥っており、
他のライバルホテルとの戦いは年々熾烈を極めているらしい。

そこで、あそこのホテルにはヤバイのいっぱいいますよ?と同業者からタレコミが入る。

旅行者が逮捕されたとなると
そのホテルの評判はガタ落ちで、一気に客足が遠のく。

そして一件でも多くホテルが潰れて、
そのおこぼれを貰いたいというのが裏の事情らしい。

考えてみると、とんでもない競合潰しである。

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《屍の上に立つ勝者》


ホテルマンにチャイ代とチップを渡す。

ふーん・・・なるほどねぇ。ふぅー・・・
でもオレに関係ねぇじゃん!それはよお!!!
くそぉおお!!ムカつく!!!!!


なかなか、イライラはとまらない。
もうチャイごときではオレのイライラを癒すことなどできないのだ。


ダメだ!メシ!メシ食いにいこう!とホテルの外にでると
待ち構えていたかのように、ホテルのオーナー(悪)が立ちはだかる。


「おい!ちょっと待てよ!!あの宿はダメだ!」

「なんぼで泊まったんだ?200ルピーにするから、こっちに来い!」


むっきぃいいいいい!!!!!!!
ちげぇーーだろうが!!
まずはSorryだろうが!!!くそがぁ!!!!


ああ、もう殺そう。こいつは。とオレは怒声をあげた。

おい、てめぇ、なめてんのか?
あのクソ野郎、オレに殺すっつったんだぜ?
そんなホテルで泊まれっつーのか!!


「チャ、チャイおごるからさ!タダだぞ。」

お前はバカか?バカなのか?おい!
お前らが信用ならないって言ってんだよ!

なにが200ルピーだ!!!
こんなクソみてぇなホテル、カネもらっても泊まりたくねぇわ!

日本人に会うたびに言ってやるよ!
カネ盗まれるからここには行くなってよ!!!


「そんなことしてねぇだろ!!」

するよ。だって、バカだから人殺していいと思ってんだろ?
バカだからカネだって盗むだろうよ。

「だから、それは・・・あれだよ。」

『ど、どうしたんスか?』バックパックを背負った日本人が話しかけてくる。

ああ、そこのホテルじゃなくて、
こっちのホテルのほうがいいですよ。
こんなふうにトラブりますから。とホテル(善)を指差す。

「ちょっと、待て!おまえも200ルピーで・・・」
あれ、まだいたの?この人も殺すの?

「誤解だって言ってんだろ!!」
無視してIZAM似の日本人をオレのホテルに連れ込む。


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《IZAM氏 現在》

うん、オレ完全に客引きだ。
巻き込んじまってすいませんと言うと、
「ちょうど宿さがしてたんでいいっすよー。」とお優しい言葉を頂く。メルティラブ。

そして、なにがあったか聞かせてくださいよ!と
興味津々の彼を食事に誘い、大いに気炎を上げるオレがいた。

しかし、あの野郎、最後まであやまらなかったな。
なんだ、インド人はあやまったらいけない宗教にでも入ってんのか?


明日はこの染み付いた悪罪をガンガーで流そう。
そう誓い、眠りにつくのであった。




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