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02日目!後編 ムンバイ駅、再会ってなぁに?-ムンバイ- [インド旅行記-ムンバイ-]


-前回までのあらすじ-

怒羅江紋ズを脱退し、ソロ活動となったのび太はサイバーカフェでむせび泣いていたのだが・・・

RIMG0015.JPG
《ムンバイの腐海》


しかしながら、泣いたところで「どこでもドア」を使って
彼らがここに来ることなどできやしない。

うう・・・仕方ない。
まずは宿でも探そうか。

そして不安満載な気持ちで、カフェの支払いをしていると後ろから
「あのぅ・・・」と聞き慣れた日本語が飛び出してきた。

おどろいて振り向くと、
目の下をくまだらけにした推定180cmぐらいの背丈の高い
キン肉マンのような男がそこにいた。

0001 (1).gif


な、なんスカ?(金はないぞ)
「あのぅ、一人旅ですかぁ?」

う、うん、さっき唐突にスけどね。
「え?はぁ、もう宿とか見つけたんですかぁ。」

やけに間延びした声で彼は話し続ける。

いや、まだなんだよ。これから安宿街に向かうつもりなんだけど。
「そうですかぁ、もしよかったら、ご一緒しませんかぁ?」

一人不安で願ったり叶ったりだ・・・でも、この人大丈夫かな?と心には危険信号が灯る。
しかし、インターネットでの情報より、生の情報が欲しかったので「イイデスヨー」と快諾する。

聞くと彼は28歳らしく、昨日ムンバイに着いたらしい。

君も観光なの?と聞くと弱々しい笑顔のまま
「いやぁ、インドはクスリがいっぱいあって、、、」

おいおい、ヤク中かよ!!!怪訝な目を向けると
「いや、あの自分はぁ、ちょっと精神を患ってて、ふつーのクスリじゃぁ、もう寝れないんですよぅ」と
ナゾのカミングアウトがはじまった。

ま、まぁいい。
実にインドらしいじゃないかと腹をくくり、オレは根掘り葉掘りモードを展開した。

Za Black Company に勤めていた時、多くの若者たちが激務ゆえに精神を壊していった。
そんな経験上、こういったタイプの扱いは比較的慣れている。

そこで質問と応答を8:2ぐらいにブレンドしつつ
すごいねぇ、それでそれで!?いや、問題ないよ!むしろありでしょ!と
軽く肯定しまくったところ、彼の心はどんどんほぐれていき
ある程度、彼の本音を聞き出すことが出来た。

ちなみに彼は薬の密輸の為に来ており、ついでにスラムをみて安心したいらしい。
これ、あかん子や・・・

だが一番あかん子なのは、インド人を相手にすると怒鳴り散らすことだ。
安宿の値下げ交渉なんて当然グダグダである。

ちなみに今回もしょっぱなから怒鳴り散らしたいるため、
ここのホテルマンは完全に怒り狂っていて、
宿賃も800ルピーのラインを崩さない。

だが、結局これ以上探すのも面倒だという理由で、
このホテルに泊まることになった。

お先どうぞ。とキン肉マン君の案内を先にお願いする。
そのホテルマンの顔は怒りで真っ赤だった。

超こわい・・・だが、自分の仕事はこなさなければならない。
さあ!行くか!

イライラ悪態をつきたそうなホテルマンが帰ってくる。
タイミングは息を吐きだした時だ。
その瞬間を見極め、さっとタバコを出し、嫌な思いしたね。とねぎらう。

するとフロントマンは怪訝そうな顔で、
「あいつは友達じゃないのか?」と聞いてくるので、

実はさっき知り合ったばかりなんだ。
そんなことより、火いる?とゆっくりとライターを着火。

そしてオレもタバコに火をつける。
これで少しは落ち着かせる時間を稼げるだろう。

・・・そーいえば、さっきの値段だけどさ。君はここのオーナー?
ちがう?じゃあさ、100ルピー。
これ君にあげるからさ、オレにスペシャルプライスを用意できないかな?
というと、「400ルピーでいいよ。」と結構あっさりウラ交渉成立。
まじっすか?あざーす!でさー、日本ではこういう踊りが流行ってて・・・

*脚注 寝技交渉は受付に一人しかいないタイミングで。
オーナーも従業員を信じていないフシがあるのでけっこう常駐しています。


RIMG0016.JPG
《これは高いホテルです。》

部屋にはいると一気に疲れが噴出してきた。
つーか、『怒羅江紋ズ』のみんなみたいにソロ活動がしたくなってきた。

なんというか、ありゃヤバい。

初対面の人間に密輸の話をするのもヤバいが、
スラムを見る目的が安心するからというのがヤバい。
インド人を格下と思って怒鳴り散らすのもヤバい。

彼は自分に対する自信はないが、決して内罰的な人間ではない。
おそらく、その本質はドSであり、
相手が自分より弱いとみたら、その嗜虐心を存分に満足させるタイプである。

なによりスラム街で苦しむ人を見ないと
満たされないという劣等感は相当やばい。

そして、このタイプで一番面倒なのは
立場が逆転すると一気に態度が変わることだ。

Za Black Company時代も、よく納期トラブルが起きたが、
ある仕入先に納期短縮をお願いしに行くと、
ヘラヘラ「無理だよw」といきなりタメ口になり、
「そんなにお願いされたら納期よりも遅れちゃうかもなw」と
完全に嗜虐心を満たす行為に出られたことがある。

その後は、当然、仕事を依頼しなくなったのだが、
その仕入先は「最近注文無いんですが・・・」と平然と電話をかけてきたものだった。

けっ・・・イヤな思い出だ。

オレがスキを見せたら彼もそうなるかもしれない。
仕事でもないのに、イヤな思いはしたくない。

とりあえず寝ることにする。明日の予定はどうしよう。




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