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プロローグ!ブラック企業を退社する -日本某所- [インド旅行記-プロローグ-]

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オレが新卒で入社した会社は俗にいうブラック企業だった。


特に配属された第二営業部には
「不夜城」「コンビニ」「女のいない歌舞伎町」などの華々しいアダ名がつけられ
平均就業時間は、まるまる一日お仕事可能な16時間。

もちろん労働基準法なぞガン無視であるので、残業手当などない。
なにやら暗黒大陸の奴隷制度を彷彿とさせるまさにZa Black Companyであった。


しかし、オレが辞めることはなかった。

「こんな過酷な環境で堪えれればどこででもやって行ける!キャリアをきずいて転職するんや!」
そう臥薪嘗胆の思いで耐えに耐えぬいたのである。



そして10年の月日が経ち、ようやく機は熟した。
その凶悪な仕事環境を知る複数の企業からヘッドハンティングを頂いたのだ。


しかし、さあてどれにしやうとへらへらしていると、
アメリカ様より“リーマンショック”も頂き、日本ごと大不況へと一直線。


ヘッドハンティングの担当者に至っては目も合わせてくれない。
そう、俺の目算ははかなく散って終わったのだ。



そして、その不況の嵐はこのZa Black Companyにも容赦なく訪れた・・・

売上激減・・・取引先倒産…聞こえるニュースは最悪のものばかり。
そんな状況の中、起死回生のための緊急経営会議が開催されたのである。


経営会議の冒頭、社長が壇上に轟然とたちあがり、お言葉が発せられる。

「おまえら気合いが足りんのじゃ!
気合いが足りんから売上が伸びんのじゃああああああ!!!」

聞き違いでしょうか?戯言しか聞こえない・・・

・・・いやいや、仮にも彼は社長、トップに立つ男である。

ここから悠然と打開策を、お話になられるのだ!と黙って聞くと
そのまま『気合・根性・精神論』の三本立てで終わるというまさかの珍事が発生。


しかも最前列に座る取り巻きの皆さんに至っては
「その通りや!おまえらぁ気合いいれんかい!!」などと叫び返す始末・・・

おおう、旧日本軍ってこんな感じで玉砕したんだろうな。
ガ島で散った大叔父さん・・・ジャパンなにも変わってないっす(T。T)

ムシロ悪化シテル....



そして無策で玉砕突撃しか知らない戦場は激しさを増していった。
前線では、ルーキー達が葦の草より簡単にバタバタと倒れていく。

彼らの死に比例してオレの仕事は膨張に膨張を重ね激増し、
まるで賽の河原で小石を積み上げて、
崩れて積んで詰んでつんツンデツンデツンデダリツンデツムクズレテ・・

いやあああああああああ!
もうヤダモウヤダモウヤダぁよぉおお!
のび太二等兵!もう限界でありまっす!


そう・・・オレはすこし遅めの五月病に冒され、
気がつくと上司に退職届をたたき付けていたのだった。


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そしてオレは自宅で迷っていた。


ニートか・・・でも時間の使い方忘れちゃった・・・
・・・prrrr(部長だ!例の案件、説明に来い!)

ながらく休んでなかったしな・・・なにか・・・したいな・・・
・・・prrr(おい、また留守電か。電話とれ!)

そうだ・・・英語の勉強でもしてみようかな・・・?
・・・prrr(あ、すいません。担当変わりましたので、お電話を・・・)

考えてみたら全然英語力ないし、たぶんもう勉強する機会なんてない・・・
・・・prrr(まだ、納入できないんですか?)

・・・なんで、オレの私用の電話番号が流出してるんだ!


だいたい、引き継ぎも終わって円満退社しただろうが!!!!

もう、やめてくれ!オレは自由なんだ!

いまさら、納期が100年遅れようが知ったことか!


もう、日本やだよう・・・

オレの精神はもう限界であった。

そして携帯の届かない、某国の英語学校に二ヶ月間行くことを決めたのである。




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